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2012年08月26日

少し落ち着きました。

1ヶ月程前から危篤となった祖父。

認知症を発症してから、足掛け五年。自宅で介護が始まり大変な日々でした。

認知機能の低下が顕著となり、「おばぁちゃがいない!」実際は隣にいるのにわからなくなりどこにいても時間も関係なく一緒に探さなけらばいけなかったの。
次第に徘徊、せん妄、暴言が始まり、トイレの場所がわからなくなり家中排尿してしまうし、オムツを破りそとに排尿してしまったり…。

祖母、父、母の壮絶な戦いが始まりました。
夜は叫び続け、祖母は一睡も出来ない日が続き、存在しない人を探し続けなくてはいけない日々。

認知症症状を理解するまで正面衝突する父。
食卓は罵声が飛び交い、実家が好きだった私も中々帰る気になれませんでした。

でも、頑張ってるお母さんをほっくことは出来ないし、おばちゃんだってお父さんだって、疲れてる。
少しでも気をまぎらわせる為に毎日連絡を取り合う日々。

7月9日、熱発し寝たきり状態となった祖父。
尿毒症を発症し、ほとんど食べれない状態に。

そらからは、ほぼ毎週実家へ帰省し、様子をみてました。

8月に、入ってからも「危ない」と言われ週に、1、2度しか帰省できず、「次は、息を引き取ったという連絡になるかもしれない」と母から言われてました。
だから、毎回お別れの気持ちで接しなくてはいけませんでした。

先週珍しく三連休がありずっと実家へ帰省することが出来ました。
月曜日からは仕事の為日曜の夜に帰らなくてはいけない。

だけど、なんだか胸騒ぎがしたの。
だから、日曜日の夜帰るのではなく、月曜日の朝早く職場へ向かう事にしました。

月曜日になった午前3時。
様態が悪くなり、訪問看護師さんに来てもらいました。

脈もとれず、酸素濃度も86まで低下。
血圧も計測不能。

看護師さんからはもって午前中と言われました。
その時点で仕事をお休みさせてもらうことを決め、祖父に付き添うことに。

ずっと苦しそうに呼吸して、みてる私たちも辛くて。
昼に主治医が往診してくれ、「今夜が山です」と言われ…。

時間がたつにつれ呼吸数が少なくなり、手の感覚もわからなくなり、夕方5時過ぎに家族全員の前で息を引き取りました。
一瞬の出来事でした。

とても、おだやかな表情でした。

まだ暖かいし、肌も、色も綺麗だしまるで寝ているようでした。

すぐに訪問看護師さんが駆けつけてくれ、一緒に身体を綺麗にしました。

訪看の方にはホントによくしてもらい、気持ちの面でも支えて頂きました。

お通夜、葬儀と無事に終わり、告別式では別れの言葉も読ませてもらいました。

最後は涙も枯れ、放心状態。
けれど、満足いく別れをすることが出来ました。

訪看さんから、「血圧が40以下になっても数時間頑張った。すごい生命力だったよ。家族全員でみとることが出来ておじいちゃんも幸せだったと思います」と声をかけていただきました。

祖父が無くなった日の夜。
葬儀を行った日の夜。

あの、満天の星空は忘れません。
流れ星がいくつも流れて綺麗でした。

おじいちゃん、今まで本当にありがとう。




Team 好

Posted by DH

Posted by Team 好 at 18:34│Comments(0)
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